薬味、飲み物、菓子に大活躍する柑橘、レモンを特集します。
安心して口に出来る、無農薬レモンをご自宅で栽培してみませんか。
レモン栽培の魅力
- 殆ど農薬を使わずに収穫できるので、皮まで安心して食べられます。
- 花は独特の良い香り。育てている人にしか分からない幸せです。
- 好みに応じて、実は青い時期から完熟まで楽しめます。
- 使う分だけ収穫すれば、いつでも新鮮な実を収穫できます。
鉢栽培と露地栽培
露地植えで大きくする醍醐味もありますが、鉢栽培で小さくかわいらしい状態で実を収穫する事もできます。
鉢栽培は根域が限られるので勢いよく成長はできませんが、定期的に土の入れ替えや鉢増しなどすると、低い背丈で実をつける事ができます。
耐寒性について
レモンは、ウンシュウミカン(冬ミカン)より耐寒性が弱く、-3℃以下の低温になる地域は注意が必要です。
関東の露地では霜が降りない所など選びませんと、数年に一度の急な寒波で枯れてしまう可能性もあります。
鉢植えの場合はベランダや家に退避する方法が採れるので、防寒対策は楽ですね。
農薬を使わない為には、ある程度の思いやりが必要
カイガラムシ、アゲハ蝶の幼虫が代表的な害虫となります。
農薬を使うと、楽に駆除できますが健康の面で不安になりますね。
ご家庭レベルであれば、毎日の観察と対策で農薬は使わずに収穫できると思います。カイガラムシは見つけたら、歯ブラシ等でそぎ落としその後さらに増えないか観察します。アゲハ蝶も見つけ次第駆除します。
特に小苗、中苗レベルですと、毎日の観察を怠ると急に芋虫が増えて、葉を食べつくされてのっぺらぼうになる事もあります。
毎日の観察は、花芽の発見や実の熟し具合の変化に気づけるので、ぜひ楽しみながら行いましょう。
レモンの品種を楽しんで選ぼう
代表的なレモン品種と班入りの珍しいレモン苗をご紹介します。
【マイヤー(メイヤー)】
果皮の色がオレンジがかっているのが特徴。一般的なレモンよりも酸味が少なく糖度がやや高め。
【リスボンレモン】
日本で栽培するなら本種が最適といわれている。トゲが多いが栽培は容易。
【ユーレカ】
四季咲き性が強く、豊産であるが、耐寒性は「リスボン」より弱い。
外観、味とも「リスボン」とよく似ており、ジューシーで香りがよく酸味もしっかりしている。
【班入り(ピンクレモネード)】
クリーム色の覆輪斑と白緑色の不規則斑が入る葉、実に緑と黄色の縞斑が入る。果肉はピンク色で食用となる。
レモンは一家に一苗あると便利ですね。
実は必要な分だけ収穫して、残しておいても果汁が減ったり、実がボソボソになる事はありません(甘くもなりません)。ただし、春に芽が動く前までに収穫しないと花芽が付きにくくなります。
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