白く可愛い花、葉はフルーティーなハーブ。ギンバイカ(銀梅花)。

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芳香があるかわいい白い花を枝先に咲かせる常緑低木の花木です。「マートル」というハーブで有名で、葉を叩くと良い香りがします。秋には濃い紺色の実が熟し食べる事ができます。刈込にも耐えられるので、生垣にも利用されます。花嫁のブーケにも花が利用されます。

植物の特徴

フトモモ科ギンバイカ属で、地中海沿岸原産の常緑低木です。
葉には油腺があり、葉を揉むとユーカリに似た強い芳香を放つことから、「マートル」という名で流通しています。

春から夏に、梅に似た5枚の花びら付けて咲かせるところから、銀梅花(ギンバイカ)と呼ばれます。晩秋にはオリーブに似た黒い果実を付けます。甘くて食べたり果実酒として利用もされます。

光沢のある明るいグリーンの葉には芳香があり、ハーブとして肉料理などに利用される他、ギンバイカ(マートル)の精油が利用されます。

主に流通している品種には、葉に白い覆輪がある班入り品種や、枝葉の細かいヒメギンバイカ(姫銀梅花)などがあります。容姿が似た植物に「レモンマートル」があります。こちらは破砕した葉がレモンに似た強い香りを出し、同じフトモモ科ですがバクホウシア属の植物になります。

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マートル精油

マートルはギリシア神話や旧約聖書にも登場する植物で、古代より多くの文明で親しまれ、利用されてきました。古代ギリシアでは、マートルの木を「愛と不死」を象徴する植物とみなし、催淫剤、料理のスパイスやワインの香り付け、香水やトニックの原料としても使用していました。

マートルの香りは、クールなユーカリやティートゥリーとは異なり、穏やかで若干の甘さを含んでいるのが特徴だそうです。穏やかな香りのため、眠りを妨げる心配がありませんから、寝室の香りとしてもお勧めです。マートルは、香りと同様に肌に対しても非常に穏やかです。

育て方

水はけがよく肥沃な土を好みます。
もともと暖かい地域の樹木なので、冬は寒風が当たらないように風よけなどを行います。冬期は-5℃を目途に防寒を行い、寒風が当たらないよう心がけます。植え付けは鉢植え、庭植えともに適期は3月から4月です。

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