ドライフラワーの花材、ハーブにも。エリンギウムの楽しみ。

品種のご紹介

金属質の光沢があるユニークな形状で人、分枝してにぎやかに咲くものも多く、涼感がありながらも、シャープな印象を受けます。花だけでなく茎や苞も青く色づき、長もちするので、ドライフラワーとしても利用されます。7月から8月ごろに球状の散形花序をだし、青/紫/白/茶/緑色等の花を咲かせます。

植物の作蝶

セリ科ヒゴタイサイコ属の常緑耐寒性多年草で、ヨーロッパの中部から南東部、中央アジアに分布しています。乾燥した草地に生え、高さは60~90センチになります。葉は長楕円形で濃緑色です。葉の縁には鋸歯があります。日本には自生種はありません。

ヒゴタイサイコ属は約230もの種をもち日本で良くみかけるものは、園芸上「マツカサアザミあ(松笠薊)」(Eryngium planum)になります。

オオバコエンドロ (E. foetidum)は、パクチーファランとも呼ばれ、パクチーと同じ香りをもち、メキシコなどの中南米ではパクチー同様に香味野菜として用いられています。

エリンギウム・マリティマム(Eryngium maritimum)の根は、生でジャム・ゼリーの風味付けに使われます。根には、鉄、硅素、そのほか貴重なミネラルが含まれているため、砂糖づけにして、咳止め、興奮剤、神経系強壮剤に使用されたそうです。

育て方

冷涼地では株の寿命が長く大株に育ちますが、平地や暖地では一・二年草扱いされることが多く、開花のために低温を必要としない品種も育成されています。

日当たりがよく、冷涼で乾燥した気候を好みます。ヨーロッパ原産のものは高温多湿に弱いものが多いのですが、プラナム種は比較的強いほうです。また、アメリカ原産のものは、耐暑性はありますが、ユッキフォリウム種などを除いて半耐寒性です。いずれも直根性で移植を嫌います。水はけをよくしておくことが大切です。(みんなの趣味の園芸より)。

■エリンギウム・パンダニフォリウム(E. pandanifolium)
よく見かけるエリンジウムとは比較にならないほど大きく育ちます(4m)。パンダニフォリウムという名の由来にもなったようにタコノキの葉に似ています。花は巨大なワレモコウのような花を咲かせます。

■エリンギウム・ユッキフォリウム(E. yuccifolium)
アメリカの東部および南部に分布している「ユッカ」のような葉を持つ原種のエリンジウム。耐寒・耐暑性もあり比較的育てやすい品種です。長さ2~4cmの円筒形の花を夏~初秋に咲かせます。メタリックな質感のある革のような葉も美しく、オーナメンタルプランツとしても人気です。

■エリンギウム・プラナム(E. planum
最もポピュラーで性質の強い種類。‘フルエラ’など品種が多く、‘ブルー・グリッター’は3月まきで初夏に開花する。

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